品質向上のため部署間の認識を統一する

2025年10月14日

BEFORE -改善前-

製品を組立てる作業者のために、製品の開発担当者は組立手順書を用意しています。

<問題>

  • 手順書に書かれている表現について、開発担当者と組立作業者の感覚が異なると、品質にバラつきが生じる。
    例:「厚く」「しっかり」「軽く」など
  • 組立作業者の知識や経験に依存している。
    【組立担当者】指示書の表現が曖昧だから、過去の経験から判断しよう。
    【開発者】組立作業者の経験に一任しよう。

組立作業が属人化してしまう恐れがあったので、開発部署・組立部署・品質保証部にて協議し、手順書を見直すことにしました。

AFTER -改善後-

今までの組立作業で発生していた「暗黙の手順」や「経験に基づく作業」を洗い出し、数値や見た目で判断できるように指示書を変更しました。

<効果>

  • 感覚による作業のバラつきが無くなり、品質が今まで以上に安定した。
  • ベテランの組立作業者から経験の浅い作業者へ、指示書の曖昧な点を口頭で補足する必要がなくなり、作業効率が上がった。

新入社員や作業経験の浅い人は、作業の基準がハッキリしたことで、作業に自信が持てるようになり効率が上がりました。

メンバーからの一言

塗る量だったり締め込む力といったような「程度」の見える化以外にも、工具の「使い方」や安全衛生といった「考え」なども、 定期ミーティングで共有するようにしました。
どの作業でも自信を持って取り組めるように体制を整えたいと思います。

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