傷対策を見直して、収納スペースを増やす

2024年3月12日

BEFORE -改善前-

小さい加工品は初工程でトレイに入れて、傷がつかないようにしています。

数量がある場合は、トレイの上に仕切り(スポンジ)を置いて、その上に追加のトレイを置いてコンテナに入れています。

<問題>

  • コンテナに入るトレイの数が少ないので、コンテナを多く使用する必要がある。
  • 小さい部品を使用する製品が増えたため、それに合わせてコンテナ使用量も増え、保管スペースを広く取られる。

コンテナの中には多くても4枚までしかトレイが入りません。

より多くの部品を1つのコンテナで管理できるよう考えました。

AFTER -改善後-

傷の心配がない部品に関しては、トレイの間に入れていた仕切りをやめて、トレイの上に直接トレイを置くようにしました。

<効果>

  • コンテナにより多くのトレイを入れることができるため、1箱あたりに入る部品の収納数が増えた。
  • 使用するコンテナが減ったため、搬送時の負担が軽減した。
  • 不要になったコンテナを他で使用できるため、コンテナを買い足す頻度が大幅に抑えられた。

仕切りを無くしたことによって部品に傷がつくこともないため、今までの過剰な傷対策を見直すことができました。

メンバーからの一言

全ての作業者が把握できるように指図書に「トレイ間の仕切りが不要である」ことを明記しています。

コンテナ1箱当たりの重量は増加しますが、当社での1人で持ち運びする重量制限(15kg以下)を超えない数量で設定しました。

今回の改善は、不足しがちなコンテナの使用量を抑えることを目的に始めたのですが、スペースの削減と搬送時の身体的負担の軽減など、様々な効果を得ることができ、大満足の改善になりました。

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