外観の合否判定方法を効率化
BEFORE -改善前-

外観の合否判定方法は、現物見本の傷と比較し判断しています。見本が無い製品については、類似した製品と比較したり、判断が難しいものは複数人で検討して合否を決定します。
<問題>
- 傷や欠損(鋳造品の巣)、色抜けなどは、特に判断に悩む場合が多い。
- 判断に時間がかかるケースもあり、次の工程が遅れてしまうため生産性が悪い。
当社のように多品種を扱うメーカーでは、全品番の現物見本を持つことは現実的でありません。
ですので、現物見本やノギスによる計測だけでない新しい測定方法を考えることにしました。
AFTER -改善後-

新たな基準として「きょう雑物測定図表」を採用しました。
<効果>
- 透明なプラスチックシートに様々な大きさや形状の図形が記載されているので、ノギスを使わずに比較できる。
- 感覚によるバラつきが無くなることで、合否判断を迅速かつ正確に行うことができる。
様々な分野で利用されているとのことで、弊社も採用した結果、大きな効果を上げることができました。
メンバーからの一言
この図表を活用してからは、合否判断に迷って相談する件数が大幅に減りました。
普段から明るい作業場で検査しているので、作業環境を変える必要もなく、コストも最小限ですみました。