ボールロックシステム

プレートや治具の位置決め固定に!
ボールロックシステムは、リーズナブルなコストで、各種機械におけるテーブルとサブプレート、治具本体とサブプレートなどの位置決めと固定を同時に行います。
従来のボルトとピンの使用に比べ、短時間で完了できる位置決め固定治具部品で、段取り時間の短縮が図れます。また、繰り返し精度は±13μmのため、芯出しの必要もありません。
特長
特長1 素早い交換
ボールロックシステムは、位置決めと固定を同時に行う為、治具プレートを素早く交換できます。
ボルトとピン方式では、段取時間に約10分ほど要するのが一般的でしたが、ボールロックシステムは、最短約1分までに短縮可能です。(当社比)
特長2 確実な締め付け
ボールロックシステムは、1個あたり最大30kNの締付け力で確実に固定します。
特長3 正確な位置決め
ボールロックシステムは、±13μmの繰り返し精度でサブプレートを位置決めします。
製品説明
ボールロックシステムは、各種機械におけるテーブルとサブプレート、治具本体とサブプレートなどの位置決めと固定を同時に行います。
ボールロックシステムを構成する製品は、3個のスチールボールを内蔵したフランジシャンク、貫通穴の磨耗を防するライナーブッシュ、受け口となるリバースマウントブッシュまたはボルトインマウントブッシュです。

構成部品

BS1 フランジシャンク
位置決めと固定を同時に行います。レンチで止めネジを回すことで、3個のスチールボールが外側に押し出され固定します。
(詳細は、製品構造をご参照ください。)

BLN1 ライナーブッシュ
サブプレート側のフランジシャンク用貫通穴の磨耗防止や保護をします。

BB1 リバースマウントブッシュ
ベースプレート側の受け口。ベースプレートに貫通穴が施せる場合にご使用できます。

BB2 ボルトインマウントブッシュ
ベースプレート側の受け口。ベースプレートに貫通穴が施せない場合にご使用できます。六角穴付きボルトで固定します。
製品構造
フランジシャンクはラージボールと3個のスチールボールを内蔵しています。止めネジでレンチを回すとラージボールが3個のスチールボールを外側に押し出します。
押し出されたスチールボールはリバースマウントブッシュ(ボルトインマウントブッシュ)の内壁を3点で確実にロックします。
[写真1(挿入前)]
スチールボール(赤)が内側で待機。
[写真2(挿入後ロック前)]
スチールボール(赤)が内側で待機。
[写真3(ロック状態)]
ラージボール(青)がスチールボール(赤)を押し出してロック
